少しばかり競り合いになってきた二人の言葉の一部を、ヴォルフが低く復唱する。 その金の目が一度閉じられ、その後に笑みと共に開いた。「丈夫な矢に風魔法を付与してもらって、それをもっと長くて太いミスリル線でつなぎ、先輩が大剛弓を持って、カークがさらに風魔法で押す、これでどうだろう?」「いいですね!」「それだ!」「先輩は命中率がいいわけだし、魔物がもし動いたらカークが補正できるし、すっごい効果が出そうだな! ワイバーンもいけるかもな!」 そのまま、矢の材質は何がいいか、ミスリル線の長さはどれぐらいが最適か、そして、弓と風魔法の話へと盛り上がっていく。 ランドルフが無言のまま、少し同情のこもったまなざしを手元の鳥串に向けていた。