「この4本の中じゃグラムがいいかな。よし、グラムを使おう」 魔剣グラム以外はアイテムボックスの中へと戻して、いざ。「せーの、よいしょー!」 スパッ―――。 まさしく豆腐を切るように容易くグラムの刃は木の幹を通り抜けた。「ちょぉぉぉぉぉぉっ!」「何やってんのぉぉぉっ!」 アホの双子の絶叫を他所に、俺は魔剣グラムの切れ味のよさに感心していた。 そして大満足。「いやぁ~、やっぱすごい切れ味だね。これがあれば、木を切り倒すのも簡単だね」「ま、魔剣が……。俺は悪い夢を見ているんだ……」「ま、魔剣で……。嘘だ、誰かウソだと言ってくれ……」「「あの人絶対おかしい……」」 じゃかましいやい。