「ありがとう、マリアーベル。ちゃんとしたものを女性から貰ったのは初めてで、眠そうに見えるかもしれないけど、実はとても喜んでいるんだよ」 目を線になるよう横に引っ張ると、くすりとマリーから笑われた。眠そうであっても、長いことずっと一緒にいる仲だ。僕の感情なんてお見通しだろう。「ふふ、エルフである私から言わせると、人間は見る目が無さすぎるわ。でも問題なのは、あなたがまったくアピールしない事よ」 あれ、どうして本命チョコを貰えなかった事で叱られているのかな。大体バレンタインデー間近にアピールをしていたら、かなり痛い人に見られると思うんだけど。 そう不思議に思っていると、調子を取り戻したらしいウリドラから囁かれる。