シャングリ・ラにはもっと大型の船外機も売っているので、木造船を建造すれば取り付けが可能なはずだ。 辺りを確認しながら、のんびりと進む。 左手には切り立った崖、右手には果てしなく続いているように見える巨大な湖。 この世界――この惑星の大きさがどのぐらいかは不明だが、重力がほぼ同じということは、大きさもほぼ同じぐらいだと思われる。 そうなると目線の高さで見渡せる距離は、約4km。 それでは対岸は見えない。 1時間ほど進んだ所で、ドローンを上げて、ぐるりと見渡す。 コントローラーに映る画面に薄土色の砂浜が見えてきた。「おっ! 岸だ! やっぱり崖は、20kmほどだったのか」 俺の近くも確認すると、崖に大きな凹みを見つけたので、ドローンを回収したあと、そこへ行ってみることに。 エンジンをかけて、10分ほどすすむと、ドローンで確認した場所へやってきた。 崖の水面近くが大きく凹み、そこに砂が溜まっている。 かなり狭くて斜面になっているが、コンテナハウスを置けそうだ。 試しにコンテナハウスをアイテムBOXから出して設置――様子を見る。「大丈夫――そうだな」 かなり斜めになってしまっているが、コンテナハウスは置けた。 この中で寝るためには、色々と対策を練る必要があると思うが――なんとかなるだろう。 ゴムボートの上で寝るよりはマシだ。 残りの距離からすると、このコンテナハウスで一泊することになるだろう。 俺は、コンテナハウスを収納すると、家族が待つあの洞窟へ戻ることにした。