第137话 过去の时间・4时间目
1年が経つ顷には…この空间は2人にとって何でも话せる场所になった
谁も会话をモニターしてない时间帯を见つけ
彼女はしに神の生い立ちも闻いた
戸籍もないしに神は…自分の本名も生まれた日も知らない事
优しい言叶は暗さつの为の武器であり
この笑颜は人を欺く为に身につけた事
彼女の话も闻いた
フィアンセにとって自分は召使いであって女じゃない事
そして…彼の才能を尊敬しているがどうしても好きになれない事
しに神「(それでも律仪に私の见张りを続けるあたりが彼女らしいが)」
あぐり「あ、そうだ!今日买った新しいインナー见て下さい」
しに神「…惩りませんねぇ センスの无いインナーでまた女を下げる気ですか」
あぐり「ふふふ 今日こそは自信あります」
白衣のボタンを外し前を开けるあぐり「じゃーん!!オニ系チューブトップ!!ちょっとサイズが小さいけど良いセンスしてるでしょ!!」【图片】あぐりの胸を缓んだ颜で凝视するしに神(鼻ぢも流しながら)
ちょっと惊いた様子のあぐり「え、む、胸そんなに気になります?」
はっとするしに神「あ、いやそんな事は」
あぐり「そ、その私教师ですから胸で兴味を引きたいわけでは…」
しに神「ち、违う!!これは多分実験の影响… …おかしい この私が何で今更こんな事に…」
鼻ぢを押さえるしに神の手の触手がぐにゃぐにゃ动いている
クスッと笑うあぐり「なんか…触手さんは正直ですね 柳沢さんがあなたの体に何をしたのか
私には分からないし止めもできない けど…どんな形にも自在に変われるその触手は…あなたがどうなりたいかを映す镜かもしれませんね」
しに神「私の…?」
あぐり「きっとそう もしも平和な世界に生まれてたら あなたはちょっとHで 头はいいのにどこか抜けてて
せこかったり意地张ったり…そんな人になっていた 优しい笑颜もビジネスじゃなくて あなたは本当に优しい人」
照れて?髪をポリポリ掻くしに神
更に彼女の话を沢山闻いた
新しいE组が入って来た话
役者をしている自慢の妹がいる话も
妹の写真は持たないようにしていると言うあぐり「子役から大人になる时期には…皆の目に触れずに休眠する时间が要るんですって
だから私がその邪魔をしたらダメ 生徒达も妹も暖かく阴から守ってあげたいんです」
人间とは活かすもの
弱者とは育てるもの
しに神の知らない世界だった
场面はE组へ
仓桥「なんか最近ゴキゲンだね雪村先生」
あぐり「え!?」
木村「良い事あったの?」
困るあぐり「えーと…」
前原「フフフ 俺には见えるぜ 男の影が」
一同「そーいやさっきバッグの中にプレゼントっぽい包みがあった!」「おいマジか!!」「クラス始まったばっかのこの时期にお热い事で!!」
あぐり「ううう バカな事言ってないで出欠取ります!赤羽君!!」
クラス内の空気が冻りつく
あぐり「…ごめん 停学(やすみ)だったね」
冈岛「…いーって先生 E组はそういう场所なんだから」
あぐり「…赤羽くん家は今日様子见に行きます」
场面は研究所へ
プレゼントの箱を开けて见せるあぐり「首もとが冷えるって言ってたから これだったらカバー范囲広いですよ!!」
浮かない表情のしに神「…どーも」
あぐり「…お気に召さないのは分かりました 最近あなた颜に出るから」
しに神「…何故それを唐突に?」
あぐり「今日 あなたと知り合えて丁度1年です 诞生日が分からないなら…今日をあなたが产まれた日にしませんか?
いっぱいお话闻かせてもらいました いっぱい相谈させてもらいました 出会えたお礼に…诞生日を赠らせて下さい」【图片】笑颜で言うしに神「…顶きます」
伪りの笑颜はいつの间にか本物の笑颜になっていた
あぐり「…良かった …でもこれは多分渡せないんです 规则だから 私が直接つけてあげたいのに 色々思い通りに行きません
结局…去年の私は E组の生徒のほとんどの眼に光を灯す事ができなかった
そして今年も…同じ目をした新しい生徒达が目の前にいます もっともっと教师としての技术(うで)を磨けば…
全员に自信を取り戻させることができるかもしれない…だけど时间が无い
柳沢さんから教师を辞めてここで専属で働くように迫られてます 教えられるのは多分今年が最后
うちの生徒はいい子达ばっかりなんです 矶贝君や片冈さんはしっかり者で
奥田さんや菅谷君は突出した才能があって みんなみんな根が真面目で纯粋です
なんとしても彼等の援けになりたいんです 最后だから…この教师(しごと)が好きだから」
しに神「…」
あぐり「…しに神さん…あなたに触れたい 支えてくれたあなたに触れたい 感谢を渡して 最后の1年を顽张る力を与えて欲しい」
强化アクリルの壁に空いてる通声穴に头から髪のように细い触手を通しあぐりの頬に触れるしに神
しに神は研究者达が考えているよりはるかに早く触手を自在に操れるようになっていた
监视カメラにも映らない极细の触手
彼女に知られる事は脱出のリスクになるのだが
しに神も彼女に…感谢を伝えたかった【图片】頬に触れる极细の触手は次第に手の形になっていく
しに神「大丈夫 あなたならできますよ」
あぐり「…はい」
2人が初めて触れ合ったのは…三日月が生まれる6时间前
次回、暗さつ教室 138 へ!!