他にも辺境特有の稀少な品々もそれなりの数を得ることが出来ていたので、血塗られた刃の者達にしてみれば戦争を1人で終わらせるような存在と遭遇するというのは絶対に避けたい。 商隊を襲おうとした時にグリフォンが姿を見せ、その結果素早くその場を離れたのはそういう理由もあってのことだった。 もっとも、その判断をしたのは血塗られた刃を率いている頭目や、今は御者をやっている男のような幹部の面々だけであったが。「おい、頭に連絡を送れ。深紅の姿はすでにないから、襲うのは今だってな」「分かったよ」 御者をやっていた男の言葉に頷き、部下の傭兵は血塗られた刃のテイマーがテイムした小鳥の足に幾つかの色の紐を巻き付けて空へと放つのだった。