小さい頃私は周りに「変な子」だと言われてました。
自分勝手で周りに合わせられない、オブラートも知らない、そんな我儘な子で、いじめにあいました。
性格だけでなく、感情の起伏が激しく、少し嫌なことを言われただけで怒り、泣き叫び…。さらには、先生に「この問題が解けるまで給食はなし」と言われ、簡単な問題だったのですらすらとみんなは解いてご飯を食べていたのですが一人だけどうしても解けずパニックになって泣いたこともあります。
あとは、変な趣味があり、絵を描くことはさておき、死骸の観察が小さい頃から好きな子供でした。
流石に親や他の人には言ってないしバレてないとは思いますが…。
とにかく、変な子だったんです。
それで母親が、「これではダメだ」と、何年も掛けて私に人の気持ちがわかるようにとか、ワガママじゃない子に育てようと必死に直してくれました。
ただ、今度はそれが仇になり、高校の時には「自分の意見が言えない子」に育ちました。
初めて友達というものができ、壊さないように、不快にさせないように。
そうすると向こうは何をやっても怒らないからとやることや言葉がエスカレートしていき、結局耐え切れなくなって母親に相談しました。
すると返ってきたのは「あんたはもっと自分を出しなさい」。
私は昔から曖昧やグレーが大の苦手で、今でも苦しんでいます。
結局、その通りにしても友達関係はうまくいかず、次に言われたのは「あんたはオブラートとか人の気持ちが苦手だからだめ」だといわれ…。
自分本来の性格もダメ、言われた通りにしてもダメ、考えてもダメ、なら私はどうしたらいいの?
そう伝えたら「時と場合」。
また出てきた、「曖昧」の境界線。
母親が人の気持ちがわかるようにしたので、人の気持ちはなんとなくわかるようになったんですが、一つの感情にだけ敏感になり、それもまた自分の人生を苦しめています。
それは、喜怒哀楽でいう「哀」の部分で、敏感になりすぎた結果、他人のことは自分の事より苦しくなります 。たとえその人が気にしてなくても、苦しくなり、使えない人間だと自分を責め、お節介を焼き、理解されず大きなお世話と突っぱねられ、さらに苦しくなるの悪循環で、正直もううんざりしています。
もちろんそこが長所だと言ってくれる人もいますが、ならこれで得したことはありますかと聞かれればノーです。
人は誰しも自分のテリトリーにあまり踏み込んで欲しくないもので、私のその長所だと言っていたモノは、そのテリトリーにグイグイと入ってこようとする…つまり、普通の人ならこの辺でダメならもう踏み込むのはやめようとか、面倒だしやることやったからもういいとかの、引き際がわからない人間なせいで上手くいかないことは長年の経験でわかっているのですがそれでも相談されたりすると見捨てられず…といった具合で、ほとほと疲れ果ててしまったのですがどうしたら良いでしょうか…。
これが人間関係どころかストレスになっているために仕事も、私生活もうまく行きません。それでも見て見ぬふりができず、したらしたで別の意味で苦しくなる…。
生きていけない人間なのでしょうか…?