IoTを構成するテクノロジーは大きく、データを収集するセンサー、集めたデータを蓄積・分析するための
クラウド(またはサーバー)、そして両者を結ぶネットワークに分けられる。
多種多様なセンサーや端末、クラウドに目が奪われがちだが、本格的なIoT時代を前に、ボトルネック
になりかねないと見られていたのは、ネットワークだった。
現行の携帯電話網やWi-Fiにも欠点がある。
最大の課題は通信のための消費電力が大きい事と毎月の通信量が高額だという事。
スマートフォンやPCでも、外出先では電源の確保に苦労することがあるが、これが、様々な場所に設
置するセンサーの場合、設置場所の近くに電源が確保できるとは限らない。
バッテリーで駆動するにしても設置場所によっては何度も交換はできない。
できるだけ長期間、交換せずに使えることが望ましい。
こうした要件から、IoTに最適化した通信規格の見直しや新たな提案合戦が激しくなってきた。