本当は、どちらの生き方も素敵でどちらもいい面はあるはずなのに、自分にはない部分に目を向けることでそれを否定して、お互いを攻撃してしまうなんて、悲しいことだと思います。
どんなに賛成しづらい意見でも、一度はその考えを認めて、心の中で噛み砕いてみるのもいいんじゃないかなあ。
なかなか難しいですけどね。キュウもできないことが多いけど。
違いを受け入れるって、難しい。
でも、それを越えられたら、もっと愛のキャパが広がるんじゃないかなあ。という気がしています。
キュウと鷹れんの違い
キュウと鷹れんは、とってもよく似ています。
考え方や価値観など、共感できる部分が多いから。
お互いのブログを読んでいても、共感する部分が多くて、本当に似てるね!って話になります。
でも、今回「変化」について話しているうちに、キュウと鷹れんの「変化したこと」について話をしていると、大きな違いが見えてきました。
鷹れんの場合
鷹れんちゃんは、最近「変わったね」と言われるそう。
「ココトモに入ったばかりの頃はイモムシだったね」って言われるそうです。今は蛹から蝶になるところに見られているようで。ココトモの初期メンバーからはよく「変わった」と言われるらしいんです。
そんな鷹れんちゃんが感じていることは
私は別に変わっていない
ということ。
鷹れんちゃんは元々「人が好きで、人と接するのが好き」な人だったそう。でも、両親や学校、その他の影響を受けることで、本来の自分に蓋をするようになり、殻に閉じこもるようになっていきました。
でも、ココトモにきて活動することで、価値観や物事の捉え方の幅が広がり、殻を破って本来の自分を認められるようになってきたことで、本来の自分が出てきたそうです。
それが、周りからみたら「変わった」というふうに見られてしまっただけの話で、自分の本質は変わっていない。と言っていました。
キュウの場合
キュウは、鷹れんちゃんとは真逆で、本当はコンクリートの壁の隅っこで「怖いよう・・・」といつも怯えているような人間です。
でも、その反面、社交的な人に憧れていて、「自分もあんな風な人になりたい」と思って、すごく頑張って人に話しかけるようにしました。人前で意見を述べることも、人の上に立って人を仕切ることも、そうすることで自分が成長できると思ったことはなんでも!やってみることにしていて、失敗も多いし何度も潰れたけど、回数をこなすことで慣れてきたのか、人と話しても体調を崩すことは少なくなりました。
そうして努力した結果、コミュニケーション能力がつき、ココトモハウスでの第一印象は「明るいね!」「よく笑うね!」と言われるまでに変わってきたけれども、本質はあまり変わっていなくて、やっぱり怯えているんですよ。
いつも「人が怖いよう」と心が叫んでいるのです。
だから、普段は暗いときが多いし、口調も、気をつけてはいるけれど、親しい間柄の人には幼い頃からの攻撃的な強い口調になっちゃったりするし、人と話すのに怯えて挨拶すらも出来なかったりする日もあるので、皆がココトモハウスで私に持ってくれているイメージと本当の自分がずれているように感じるときがあります。
鷹れんちゃんの言う所の「殻」の部分を、私は自分の力で築き上げてきたわけですね。
そして、その「殻」の中には、隅っこで怯える暗くて地味な私が居て。どんなに殻で自分を覆ってしまおうとも、本質的な部分が変わらない以上、私は人が怖い気持ちから逃れることはできないんだろうなあ。
コンクリートの隅っこで泣きながら怯える私は、きっとこれからも私の一部として生き続けるのだと思います。
変化ってなんだろう?
キュウと鷹れんの”変わった”と言われた(感じた)ときの話、皆様、いかがでしたでしょうか??
二人の話をまとめると、キュウも鷹れんも「殻に閉じこもる自分」と「人が好きな自分」の両方を持っていますが、鷹れんの本質は「人が好きな自分」、キュウの本質は「怯えた自分」、どちらを本質と捉えているかが全然違っていて、二人の違いを感じたのは初めてのことだったので、すごく面白かったです。