表層はローム層もしくは砂で、地表面から20m 以内でN値が50 を超える地盤A では、図9 に示すとおり、周波数
が 8~14Hz の範囲に主たる成分を持つ。また表層が粘土質シルト、砂で地表面から 20m の深さでも N 値が低い地
盤 B では、図 10 に示すとおり 2~8Hz の範囲に主成分があり、地盤 A の示す範囲とは異なっている。このことか
ら地盤状況が振動伝達に影響すると思われる。なお、ここでは示さないが、水平方向xyについても同様に分析を行ったが、z方向のような傾向は見られなかった。