うわっ……! 何この部屋、蒸し暑っ……!
あら、ご主人様。何か用?
うん、この書類なんだけど……って、[HF]、この暑さ平気なの!?
暑さ……まあ、確かに暑いけれど。冷房をつけるほどではないと思ったから。
いやいやいや、これは冷房つけようよ! 別に電気代とか気にしなくていいから……
……わかったわ。ご主人様がどうしてもと言うのであれば。
どうしてもだよ。ちょっと待ってね、リモコンどこ行ったかな……
私は、先にこの書類を片付けておくわね。
うん……ん? んん……?
ご主人様……? どうかしたの?
いや……なんだか、変わったにおいがすると思って。これは……汗?
っ!! そ、そう……? 私は、よくわからないけれど……
くんくん……いや、確かにするよ。
わ……わかったから、あの、ご主人様も暑いでしょう……? においは後でなんとかするとして、今は冷房を……
あ、よく見ると[HF]、髪の毛が少ししっとりしてるね。もしかして……
は、早くリモコンを探しましょう……! 私も、手伝うから……! ほら……!