ド直球で跳ね返され、しばし僕は凍りつく。 えぇーー……、お付き合いという表現は分かりづらいかな? それとも交際って言えば良かったの? 勇気を振り絞って言ったというのに、今から言葉の意味を説明するだなんて……難度が高すぎる。ただでさえ顔が熱を放っているというのに。 皆が「ああー見てられない」と天を仰いでいるのを背景に、マリーはきょとりと小首を傾げる。「主語が無いから分かりづらいの。そういえば海へ行くと言っていたかしら。もちろんそこへ一緒に行きたいわ。水着というのも……え、違う? どういうことかしら?」 あちゃーという顔をする後ろの女性たちへ、きょろきょろ顔を向けているのも……これ、ほとんど拷問なんじゃないかな。 見かねた竜は、こそりと少女の耳元へ囁きかけた。しかし、わずかに漏れてきたその声は「つまり求愛ということじゃ」と聞こえてしまう。「きゅー……あい……。えっ!?」 きょとりと驚いた顔をし、そして瞳を真ん丸にして僕を見つめてくる。元から白い肌をしているせいで、頬を真っ赤に染めてゆくのは……うっ、これは恥ずかしい