物件見学の日から数週間後の週末、妹の真由にさりげなく生理の話をふって聞き出した情報から真由が危険日を迎えるだろう日を妹二人を連れてマンションを見学する日に決定した。 大家さんの約束もあって、彼にも真由の処女喪失と種付けを見せるということで私と一緒にマンションの前で待っていると、真由と椎名が二人並んで仲良く歩いてくるのが見えた。 真由も椎名も学校の制服を着ていたが、最近の傾向というかスカートの腰元を折り込んで膝上のミニスカートにしていた。二人とも顔立ちは可愛いし、スタイルはやや細身ではあるが私がEカップであるのに対して、真由はFカップで椎名はCカップで出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでいる。 これからは大家さんに孕まされて子供を産むことになるんだし、スタイルの維持には気をつけないといけないわね。大家さんが何人も種付けしたくなるような魅力的な女でいないといけないんだし。「お姉ちゃん、お待たせっ!」「ごめんね、理恵お姉ちゃん。真由お姉ちゃんが彼と長電話してて」 待ち合わせの時間から二十分近く遅れているというのに気にもせず反省の色もなく元気いっぱいの真由に対して、遅れたことに申し訳なさそうにしている大人しくしっかりした性格の椎名、姉妹でありながら正反対の性格をしている二人。大家さんを待たせていることもあって本当は怒りたいところなんだけど、二人の様子を見ていると毒気を抜かれてしまってどうにも怒る気になれない。「もう、しょうがない妹たちね」「えへへ、ごめんねお姉ちゃん」「もう、真由お姉ちゃんったら……」「あ、三人とも、大家さんが来たみたいだよ」 三姉妹でにぎやかにしていると彼が声をかけてきた。顔を上げると、マンションのエントランスから大家さんが出てくるのが見えた。「田中さん、飯田さん、こんにちは」「こんにちは、大家さん。遅れて申し訳ありません」「いえいえ、いいんですよ。可愛い女の子に待たされるのも悪くありませんしね」 そんなことを言いながらにこやかな笑顔で近づいてくる大家さんは、私の横で興味津々でマンションにちらちらと視線を向けている妹たちに声をかけた。「理恵さんの妹さんたちですね。こんにちは、私がこのマンションの大家です」「真由です。この度は姉夫婦に部屋を貸していただけるそうで、ありがとうございます」「椎名です。お姉ちゃん共々よろしくお願いいたします」