「あにちゃ? なにしてるの?」「アルティと遊んでいたんだよ」「さりあもあそぶ!」「そうですね、遊びましょう」 そして俺とアルティ、ルンルン、フルフルはサリアと一緒に楽しく遊んだ。 俺がサリアと遊びつつ、合間に訓練して楽しく過ごしていると、合格発表の日がやって来た。 合格発表は正門の前に合格者の氏名を張り出すという形で行われる。 ゼノビアが、俺は合格していると言ってくれていたが、一応見に行くことにした。 アルティ、サリア、それにルンルンとフルフルも一緒だ。 ルンルンはサリアを背にのせて、フルフルは俺の服の中に隠れている。「あにちゃ! あにちゃのおなまえある?」「あったな」「すごいすごーい!」「わふわふ!」(……ぴぎっ) サリアは嬉しそうにはしゃいだ。ルンルンの尻尾もばっさばっさと揺れている。 一方、俺の服の中に隠れているフルフルはプルプルしながら小さな声で鳴いた。「アルティの名前もあるな」「はい」 アルティは仕事で学生のふりをするのだから当然だ。 だが、サリアは嬉しそうにはしゃぐ。「あるてぃねーちゃん、すごいすごーい」「サリア。ありがとうございます」 アルティは律儀に頭を下げていた。 ティーナ・イルマディの名前も当然のようにあった。 だが、ティーナの姿を探してみたが、見つからなかった。 ティーナは、わざわざ合格発表を見に来たりしないのかもしれない。 そして、言うまでもないことだが、御曹司たちの名前はなかった。 その日はお祝いということで、おいしいものをたくさん食べたのだった。