その笑顔に思わず、唇をしゃむに押し付けると、しゃむはとろんと目を閉じた。
お酒の味がする。
ちゅ、ちゅる、
唇から舌がするりとしゃむの口の中へ
歯茎をするりとなぞり、その間を割って入り込むと、しゃむの舌に触れる。
それを愛おしく絡め取ると、しゃむの口がぴちゃりと音を立てた。
お互いを合わせるように舌に絡ませ、感じる。
それだけで、身体がピリピリと痺れて、心地がいい。
しゃむの舌も俺の動きに答えるように動く。
「ふ、……んぅ…」
重なり合った唇の隙間から熱い吐息が漏れ出た。
欲しい。
もっと、もっと……
俺は無意識にしゃむの頭に手を回す。
そのまま俺はしゃむに覆いかぶさるようにして、しゃむを床へと倒した。