複数のコンポーネントが通信チャネルを確立する場合、 データオーナー(多くの場合、データプロバイダと同一)が どの情報を通信相手に送るか の決定を行う上では、データコンシューマが持つ コンポーネント に関する IDやセキュリティレベルに関する情報が不可欠である 。 そのため、 (参加者とコンポーネントの両方の IDやセキュリティ レベルは、この情報を含むデジタル証明書の形で各コンポーネントから提供されなければな らない 。参加者証明書と同様のアプローチにより、データ オーナー(多くの場合、データプロバイダと同一) とデータ コンシューマ は、データ交換時に使用されるコアコンポーネントに必要なセキュリティプロファイルを指定することができ る 。このため、 IDS認証スキームでは 、コアコンポーネントについて 3段階 のセキュリティプロファイルを定義してい る 。 それぞれに求められるセキュリティ要件については、 図表 5-55の通りである。