「麗華さん、学院生活はどう?うちの雅哉はなんにも話してくれないのよ。だからぜひ麗華さんに瑞鸞の話を聞かせてもらいたいわ」
「まぁ…。私ではたいした話もできないと思いますが…。雅哉様は試験でも常にトップの成績で、毎日お友達と充実した生活を送っているようですわ」
「そう?あの子愛想のない子でしょう?麗華さんに迷惑をかけているんじゃないかしら?粗暴な振る舞いでもしたら、すぐに私におっしゃってね」
「粗暴な振る舞いだなんて、とんでもありませんわ。雅哉様は雨の日にはサロンでショパンを奏でられるようなかたですから…」
「まぁ!あの子ったらそんなことをしているの?!」