「ブヒヒ!八人全員でこう言うブヒ!」雑魚オークが、八人に耳打ちしていく。全員の顔がひきつった。(そんな・・・・そんなことを、言わなければならないのですか?)(しかも、我々全員で・・・。フィルアーナ様やクレアメルティ様も一緒に・・・?)(魔族などに、ここまで媚びねばならんのか・・・)(わたしは最上神エルフィアーナなのよ・・・。このわたしに・・・)(絶対イヤ・・・!何でクソ魔族なんかに、あたしたちがそこまでしなきゃならないのよ・・・)(魔族にそんなこと言いたくない・・・。僕は勇者なのに・・・)(でも、民を守るためには、一時の恥は耐えなければ・・・)(とことん最低な奴らじゃ・・・!妾たちをどこまで辱しめれば気が済む・・・!)彼女たちが死んでも言いたくないであろうことを、八人全員で声を揃えて言う。乳房を強調した、恥知らずなポージングのままで。『ま・ぞ・く・さ・まぁ~ん♥わたしたちを、もっと見てぇ~ん♥』「ギャハハハハハハハ!」八人全員で声を合わせての媚び声は、ことのほか無様さを掻き立てた。牝の尊厳を放り投げた合唱。これが本当に女神や勇者たちなのか。魔族たちはそう思ったことだろう。『わたしたち《八英雄》は、ま・け・い・ぬぅ~ん♥早くオ・チ・ン・ポ・くださぃ~ん♥』「ギャハ、ギャハ、ギャハッ・・・ギャハハハハハハハッ!」魔族たちが、むせながら笑う。おかしくてたまらないと言った様子で爆笑している。宿敵がこれほど無様な姿を晒せば、呼吸に支障が出るくらいに笑い転げても無理はないだろう。「ブヒヒ!!それじゃあ、望み通りオデたちが犯してやるブヒ!」ステージに上がったのは、汚い格好をした、《八英雄》と因縁のある青オークたち。屈辱のショーは、まだまだ始まったばかりであった。