1 : 100km/h区間ではあるが、交通量が非常に多い。低速車両(60km/h程度)も多く見られる。
※2 : 八王子JCT-小仏トンネル区間の下りは登坂車線があり片側3車線。
※3 : 一部区間で7車線。
前述したとおり、中央道は他の都心部の高速自動車国道とは異なり、大部分の区間が4車線である(東名高速、関越道、東北道、常磐道、東関東道の首都圏部はいずれも6車線)。これは、開通前は周辺道路の交通量が少なく、中央道自体もそれほどの交通量を見込めないとされていたためであり[要出典]、開通時は暫定2車線区間も存在していた。しかしながら、現在では多摩・八王子地区等で人口が増加したこと、東京都心から名古屋や、長野道経由で長野方面へのバイパス路線として機能していること、沿線にリゾート地を多数抱えていることなどから交通量が多く、慢性的に渋滞が発生している。
この渋滞を解消するための対策として、上野原IC-大月ICが一部ルート改良の上6車線化(一部は登坂車線を含め7車線化)された。しかしながら、さらに交通量の多い高井戸IC-上野原ICは依然として4車線のまま(東京近郊1都3県の主要な高速道路で4車線なのは中央道のみ)であり、根本的な解決に至っていない。都県境の小仏トンネルについては、新トンネルの掘削に関する調査費用を2012年度予算に計上する意向を国土交通省が示しているが[42]、八王子以東の区間については現時点で6車線化等の具体的な計画には至っていない。NEXCO中日本や山梨県は、東京都および神奈川県、沿線の市などに協力を呼びかけているものの、建設には莫大な費用を要すること、採算性の問題(特に高井戸IC-八王子ICは高度に市街化が進んでいるため、用地取得には多数の立ち退きが必要になる)、費用確保の問題などの理由から、6車線化には消極的である。
なお、八王子IC以東では常時交通量が多く、路肩からの追い越しが後を絶たなかったため、路肩に追い越し防止のためのラバーポールが所々に設置されているとともに、取り締まり重点路線に指定されている。
笹子トンネル天井崩落事故があった区間については2012年12月29日から2013年2月8日までの間、下り線を使った暫定2車線対面通行となっていたため、笹子トンネル内が最高速度40km/h、大月JCT〜勝沼ICの暫定2車線部分が最高速度50km/hとなっていた。2013年2月8日の完全復旧後は通常の最高速度80km/h、笹子トンネル内が最高速度70km/hに戻った。