****** Result for Image/Page 4 ******割と目立っところにあるため、敵の斥候が調べに来そうではあるが、それはそれで望むところであるほのお自分一人ならいかようにも生き延びられるという自負があったし、《炎》軍が自分の会つか心の策をどのようにして防いでいるのか捕まえて聞き出すのも悪くない。「さて、お手並み拝見といくかーかくしにん腹ばいの姿勢で隠れさせているため、ここからでは視認することは出来ないが、すでにしの草原には決死隊の連中を五名ほど忍ばせているほのお後は《炎》の連中が近づいてくるのをじっと待つのみである「ん?ざっと半刻(一時間)ほど経った頃だろうかかいどう不意に草木を払って土がむき出しになっている街道を、トコトコと幼い少女か一人歩いてくるのが見えた。じようか・く-さんぞくたぐい街の城郭の外には野盗、山賊の類も少なくない。あの年頃の少女が一人で旅をするというのはなんとも奇妙である。****** Result for Image/Page 5 ******さらに目を引いたのが、少女の服装だ。一言で言えば、ユグドラシルらしくない。もちろん、ユグドラシルは広く、各地で多少の文化の違いはあるが、それでも彼女の着とっぴている衣装はあまりに突飛にフヴェズルングの目には映った。そしてなによりー「どうやら標的が現れたようだ」「は?あの少女が?」決死隊組長が目を白黒させる彼とて少女の異質な装束に違和感を覚えてはいたのだろうが、さすがにあんな一〇歳かおばそこらと田5しき少女が、という先入観を捨てきれないようだった。だが、フヴェズルングにしてみれば、もう確実にアレであるしゅんかんおそけアレ以外にはありえないと、見た瞬間に布気とともに確信した。あれは「見た目に騙されるな。アレは、とんでもない化け物だ」こむすめアースメギン「お前らにはわからんかもしれんが、あの小娘が身にまとっている神力、スティンソールだまわかん****** Result for Image/Page 6 ******に匹敵するぞ」ドールグスラシル「つ虎心王に」その名に、決死隊組長の顔色が変わる。-し-気を引き締めたようではあるが、その目は、いくらなんでもそれは盛りすぎだろうと言っているあの規格外の怪物と同格と言うのは、彼にとっては非現実すぎたらしい。けいか、こちょうあえて警戒させるための誇張ととったようだ。たんそくフヴェズルングはふうっと一度嘆息して、アースメギン「言っておくが、一切、嘘はないぞ。本当にあの娘の神力は、あの怪物並みだ」アースメギンみ0秘法使いでもあるフヴェズルングは、神力をある程度視ることが出来るじんじようとは言えこの距離でもあそこまではっきりと視認出来るとなると、尋常ではない。すさのうみつ0凄まじい量と濃密さである「:::どうやらマジのようだな。しかし:::アレ並みか」なんとも嫌そうに決死隊組長は顔をしかめるフヴェズルングも気持ちは大いにわかった。あんな化け物の相手は勘弁願いたいというのが本音であるひってき0かいぶついっさいかんべん