バイブロハンマーは、鋼矢板(最大起振力245kN以上においては2)型、長さ6m)を取り付けてクレーンで吊り下げ、鋼矢板を鉛直に保ちその先端を図-2に示す位置に合わせる。鋼矢板を深さ5mまで単杭で打ち込み、この状態で停止後、再び、起振し引き抜く操作を1サイクルとする。
打ち込み位置をずらしながらこの操作を3サイクル繰り返し行う。停止時および再起振時の過渡振動計測のため、打ち込み時のみ深さ1mおよび打止め時(深さ5m)において供試機械の停止・再起振を行う。
動力源またはバイブロハンマー運転条件の設定の差違により発生する振動の大きさが変化する建設機械については、出力を定格最大に設定した上で、振動が最小となるように設定する。
なお、バイブロハンマーの最大起振力245kN(25tf)未満の場合は、使用可能な種類、長さの鋼矢板を用い、上記の運転条件、測定方法を準用する。