My name is John ボクは振り返る
君と過ごした日々を 君を泣かせた数を
下手な愛情表現で 君にはずいぶんと 迷惑かけたっけ
時に噛み付いてみたり あるいは 引っかいてみたり…
ボクがこの家に来たころ 君も幼くて
泣きべそばっかかいてさ
ある日 しっぽをひょいと立てて 君をくすぐったら
笑顔の花が咲いた
少なからずボクの中に 恋が生まれた瞬間
夕暮れ色の空が好き 君と二人きりで公園へお散歩Time
真っ赤に染まる君の姿は
ドレスを身に纏っているようでステキさ
まぎれもなく君に夢中 最初で最後の初恋
明日の朝 君はこの家を出てゆき お嫁さんになる
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小屋の前で 腰をかがめ 君が何か呟いた夜
察してボクは 君の顔を 幾度も嘗め 笑顔 促す
「行かないで!」と 口に出して
言えるならば 伝えたんだろうか?
君のほほを つたう宝石がボクの 耳を濡らす
しばらく 君は 毛むくじゃらのボクに
しがみついていた…
My name is John 純な恋物語
抱いていた想いは 叶わず花と散る
やがて 歳をとったボクは 愛しの小屋の中 深い眠りにつく
だけど 寂しくなんてないさ やっと 君のもとへゆける
目には見えないチカラで 空からずっと 守ってあげる
…守ってあげる……………
…守ってあげる……………