ポーソンは背後から一心不乱に柔らかな乳房を揉み潰している。「おい、おいマッド。ちょっとやめろって。話出来ないじゃん」ビルが少し怒った風に言い、マッドのキスを中断させる。「で? これどうやって操縦すんの?」ウキウキとした表情で、ユキリスの握る操縦棒とシュトラの肛門を見やる。「……んっ! こうやって……操縦棒を肛門に入れると発進……奥に深く進めると……め、雌車は加速します。逆に手前側に引くと減速し、肛門から完全に引き抜くと停止します」ユキリスはぎこちない手つきで操縦棒を操り、シュトラの肛門の中を行き来させる。本来案内人であるユキリスにとって、雌車の操縦は本職では無い。故に、操縦はどこか臆病なものであったが、シュトラは雌車としての経験が豊富であり、操縦者の意図をケツ穴でよく汲み取り、滑らかに加速と減速、そして停車を行った。「おぉ! すげぇ! 貸して貸して!」ビルはユキリスから操縦棒を奪い取って、シュトラの肛門奥深く、直腸へと突き立てた。「っ!」途端、シュトラは全力で動いた。加速の指示に従い、両手足を使って動きを速めたのだ。「い、行けません! この道路には速度制限が有るので……」慌てたユキリスが操縦棒を引き、減速させた。シュトラは僅かに肩で息をするような仕草を取り、緩やかな歩調へと戻した。「急加速は……雌車に負担を掛けます……それによって……体力切れで動けなくなったりもするので……」変わらず肛門へ棒を突き立てながら、ユキリスは苦しげにそう説明した。「わかったわかった……ゆっくりねゆっくり。よーし一号車、行くぞー」ヘラヘラと笑いながらビルは操縦棒を奪い返して運転を再開した。「右に曲がる時は肛門内で右回りを、左に曲がる時は左回りです。……ごめんなさい、シュトラさん……」最後は小さく、ユキリスは吐きだした。そんな一号車の後方では、「ご利用ありがとうございます。また何か有りましたら、担当ハリアレがお受けいたしますので、お気軽にお立ち寄り下さい」白髪の麗人が頭を垂れ、「おう。スマンな。ねーちゃん良いケツしてるし、今晩呼ぶかも知れんぞ。待っとけよ」油シャツの男が仲間と共に荷車に乗り込んだ。「……それでは二号車、発車致します」荷台の上には、目の前に差し出された黒髪ポニーテイルが伸びる先、肛門に苦渋の表情で操縦棒を押し込む白銀の髪の美姫が居た。「大枚叩いたんだからな、アリスレイン……しっかり楽しませてくれよ」下品な顔の組合員達に尻を撫でられながら、スピアカントの至宝は悔しさを顔に浮かべ、「ごめんなさい……」二号車ニュマを発進させた。