そして全ての売却が終わって、その総額は――金貨178枚(3560万円) 15人で山分けして1人当たり金貨11枚(220万円)。端数は女達にやることにした。そのほうが後腐れなくて良いだろう。 ギルドからの金は支払いに少々時間が掛かるらしい。 金を分けた後、ギルドからの金を受け取る日に皆で集まる約束をした。 皆と別れると、やっと森にある自宅へ脚を向けたのだが――。 俺の後を何故か女達が付いてくる。 アネモネも一緒だ。「おいおい、何で俺の後を付いてくるんだ?」「あのぉ、こんな事を頼めるのは旦那しかいないと思ってぇ――皆で相談したんだけど……」 話を聞けば、住む所と仕事を見つけるために金を節約したい。それで俺の家へ泊まりたいと言う。「皆の話では、自分の家を持っているの、旦那だけみたいですし……」「ええ? 俺の家は小さいぞ? 11人も寝られるかな? それでも良いのか?」「はい、雨風しのげりゃ、それで良いです」「アネモネはアナマの所が良いんじゃないのか?」「……ケンイチの食事の方が美味しかったから」 イカン、餌付けをしてしまったか。「旦那ぁ! 畑があるなら、オラがやるっぺ。任せてくんろ!」 そう言って、アリッサがポニーテールを揺らして、言うのだが――。 マジですか?