最初に“座右の銘”を問われると、『年相応、分相応』と直筆で回答した天海。
「それは、宝塚音楽学校入学に向けて上京を控えた17歳の時に両親に掛けられた言葉で、『年相応』は、“背伸びをせずに、その年齢で出来ることをしてほしい”また『分相応』は、“もしかしたら、たくさん応援して下さる方ができるかもしれないが、天狗になってはいけない。あなたは、今のあなたと何も変わらない、中身は成長するかもしれないけれども、天狗になるようなことは何も無いんだ”という意味合いで、その頃から自分を戒める言葉として意識しています」と話しました。
また、“最終的な目標”を『豊かな老後』と掲げ、「物質的に豊かということではなく、心が豊かな老後がいいと思うんです。お仕事は一生懸命に、人に優しく、愛情、思いやりを持って接していくことの積み重ねが“豊かな老後”になると思っています」と明かしました。
さらに、女優業については「努力をして、出来る限り長く続けていきたいです。一生のお仕事にできたらと。
また、私のような生き方をする女性の励みになれたらいいなと思っています。私にもお手本にする女性が何人もいるので、その方たちに教えて頂いたことをまたどなたかにお伝えして行けたらいいですね。SEIKOさんのように昔から続く歴史と、進化している製品・商品のように、ずっと続いて行くであろう時間を刻んで、親から子へ、子から孫へと受け継がれていく一品のように、何かを次に伝えて行けたらいいなと私自身思っています」とコメントしました。
トークショー終了後には、今回の新CMの撮影現場でもある普段は非公開となっている時計塔をバックに、時と歴史を感じられる中でフォトセッションが行われ、新CM発表会は終了しました。