引用発明2はボルトとナットにそれぞれ凹溝が設けられて、凹溝の底部に軸方向に沿って弾機が固定装着され、掛止締杆は凹溝の内に出入自在となるように取り込まれています。ボルトとナットの締め付けが終了に近づくと、凹溝内に掛止杆を嵌めこみ、弾機によって、ナット部材挿入する構造になっているため、操作が複雑です。しかし、本願発明のスリップ状の係止部材は係合部と収容連結部で構成されているとともに挿入連接部によりボルトまたはナットに固定されたものであり、挿入または抜け出すなどの操作をせずに、定位感を提供しているため、操作が簡単です。