私は,ミニチュア・シュナウザーのオス犬,ペッパーを飼っている。「カリカリ」という音は,ペッパ^が散歩に行きたいときにドアを引っかいて,たてる音である。冬などは,トイレがちかくなるので,カリカリの音がガリガリになる。この音を聞くとお母さんは,私に「早く散歩に連れってってあげなさい。」という。 ペッパーは,散歩中に犬に出会うと,ワンワンとうるさくほえる。自分より大きな犬にも,かまわずほえる。しかし,人間には,人懐っこく飛びついていくのだ。犬にむかってほえるペッパーだが,前に不思議なことがあった。この前,散歩中に同じ犬種の犬に散歩中に出会った。そうしたら,不思議なことにペッパーはその犬に対してほえなかったのである。その犬の飼い主さんは,「まるで仲間であることを知っているみたいね。」と言った。たぶんその犬も他の犬に対してよくほえる犬だったのであろう。私は,(これは野性の本能というものなのだろうか)と思った。 犬を飼っていると,いいこともある。それは,家族全員が早起きになったということである。散歩に行くのは,私なのだが,お母さんとお父さんまで早起きになった。冬の朝は日中よりも寒くて散歩にいくのが大変だが,夏の朝は,涼しくて快適なのだ。また,ペッパーのおかげで早起きになったので,夏休みのラジオ体操に参加できるようになった。私は,早起きが習慣となり,朝にはすっきりと目がさめるが,散歩に連れてってもらっているペッパーは,眠そうである。たまに私に「ペッパー,何でまだ寝てるの。」と言われている。また,ペッパーはバスケットに寝ているのだが,お母さんに「ほら,散歩に行ってくるんだから早く起きなさい。」と,バスケットから追い出されている。 犬を飼って私が分かったことは,犬を飼うことは,健康にいいということである。早起きになるし,1回20分の運動を1日2回するのである。昔から早起きは3文の得ということわざがあるように,朝に好きな本が読めて私は,大変得をしている。