現在では、 大企業が抱える大きなテーマや課題にベンチャー企業が応募する形でマッチング を実現するプラットフォームが整いつつある。 新事業創出や新商品開発を行っていく上で、 大 企業が抱えるテーマとしては、 第5章で後述するように 「社内リソースでは出ないアイデアや発 想の補完」、 もしくは「事業における欠けたピースの補完」 の2種類に大別され、 これらを得るた めにプラットフォームを活用するケースが一般的になりつつある。 企業によってアクセラレーター プログラムやコラボなどいくつかの呼び方があるが、 共通するのはある程度幅広い領域を対象 としている点で、 例えば金融機関であれば「金融業以外の領域でアイデアを募集」 といったテー マ設定となっている。