(くそっ・・・魔族どもめ。どれだけ調子に乗る気だ。フィルアーナ様や母上、女神様たちまで・・・。お前たちなど、我々の力さえ戻れば瞬く間に殺せる相手なのだぞ) アリエスちゃんが不愉快そうに唇を噛む。 ボクはそのことを責めるよう、魔族の一匹に指示を出した。「ダガ聖騎士ハ、ソウハ思ッテイナイヨウダゾ?」「アンナ顔ヲスルヨウデハ、ヤハリ反省ナドシテイナイノダロウ」「女神ヨ。ソウイウコトダ。モシドウシテモ、ストリップショーヲヤリタイノナラ、マズ聖騎士ノ反省ヲ示スコトダ」「なっ・・・!」 アリエスちゃんが真っ青になる。ストリップショーが頓挫すると、一千万単位で人間を殺すと言ってある。 もうボクの脅迫は、疑いようのない説得力がある。 何せグローリーキングダムの人口はもう三分の二まで減っている。 ボクは殺るべき時は殺る男なのである。「ドウシタ?聖騎士?別ニ俺タチハドッチデモイインダガ」 アリエスちゃんは、ガブリエラちゃんほどではないにしろ魔族を殺している。ちなみにここ十年の殺害数でランキングすると、多い順にガブリエラちゃん、クレアメルティ、エルフィアーナ、アリエスちゃん、グレイシア、アルマちゃん、フィルアーナ、プリシアちゃんだ。 相当恨まれている。「も・・・申し訳ありません・・・」「ソレデ終ワリカ?」(くそっ!魔族どもが!) アリエスちゃんが舞台に手をついて、土下座の姿勢になる。「申し訳ありません、魔族様!不快にさせるような態度を取ってしまったことをお詫びします!どうかわたしたち八人に、ストリップショーをさせてください!お願いします!」「全ク躾ガナッテイナイナ。母親ノ責任ダロウ」「女将軍。娘ノケツヲ叩イテ躾ヲシロ」(魔族どもが。私の娘によくも・・・だが、今は従うしか・・・) アリエスちゃんのお尻を剥き出しにする。「この愚か者がっ!」 バチイイイイイイイン!と、グレイシアがアリエスちゃんのお尻を平手で叩いた。「あああああっ!?」