本調査では、杭打ち、杭抜き作業に係る建設作業 6 件について、敷地境界や住宅前面等に
おいて振動加速度を調査した。杭打ち、杭抜き作業においては、敷地境界で常時 60dB を超え
てはいないものの、10dB 以上大きな振動が間欠的に発生していた。また、鉛直方向は水平方
向よりも振動加速度レベルは大きく、住宅内においても鉛直方向が水平方向より大きい傾向
が見られた。敷地境界からの距離に応じて、3 軸方向とも振動加速度レベルは減少する傾向
が見られた。作業内容により住居内の振動加速度レベルの増幅は全く異なっていた。