「でも案外似合うかもよ。雪野が生まれた时にはよく寝ている雪野にちょっかい出して泣かせたり、雪野を抱っこするために无理やりベビーベッドから出そうとしたりして、周りを慌てさせたりしたこともあったしね」
「まぁ、そんなことがあったのですか?」
「うん。仆の家にいる时は、たいてい雪野を膝に抱っこしてたなぁ。最初は落としそうになって危なっかしかったけど、コツをつかんだら抱っこも堂にいったものだったよ。雪野のためにピアノで子守呗を弾いたもしてたなぁ。でも雪野は全然寝なかったけど」
「仆、覚えてない」
「そりゃそうだよ。雪野は赤ちゃんだったんだから」
へぇ。镝木って子供好きなんだ。そういえばプティや雪野君の诞生日パーティーでも子供达とよく游んであげてたな。精神年齢が近いからだな、きっと。
それから雪野君の可爱い赤ちゃん时代の话で3人で盛り上がっていたら、円城の携帯が鸣った。画面を确认した円城から、さっきまでの笑颜が消えた。
そして円城は私达のほうを见ると、「さて、そろそろ帰ろうか」と言った。
「え~っ」
「雪野。もう时间も遅いよ」
「……わかった。丽华お姉さん、また今度一绪に来てくれる?」
「ええ、もちろん。今度はケーキも食べましょう」
「うん!」
私は雪野君と手を繋いで车に乗り、家まで送ってもらった。