「麗華さん、良かったらこっちも食べてみない?」
なんと!素晴らしい提案です、市之倉さん!
私はそっと自分の茶碗にうずらを避けて、釜飯を交換した。紅鮭サイコー!
気がつけば私は釜飯と茶碗蒸しについて、市之倉さんに熱く語っていた。市之倉さんも自分の好きな食べ物の話をしてくれた。市之倉さんは堅苦しい料理より、味が第一なのだそうだ。わかります、わかります。そんな市之倉さんの食べっぷりは良かった。楽しく食について語り合いながら、一品料理もどんどん頼んだ。ふたりでしっかり完食した。デザートの抹茶アイスおいしかった。自家製だって。素晴らしい。